何かと付き合いが多い人には酒が付いて回ります。
せっかく食事制限や運動で頑張ってきたのに、たった一杯のお酒で台無しになったらダイエットへのやる気が失せてしまいます。
アルコールは百薬の長と言われますが、実際どうなんでしょう?
そういうわけで、そんなあなたの疑問にお答えします。
*本記事の内容
・ダイエット中にお酒を飲むなら焼酎がおすすめ
・酒は基本飲まない方がよい
・ダイエット中における酒との付き合い方
では、中身について一緒に見ていきましょう。
ダイエット中にどうしてもお酒を飲むなら焼酎がおすすめ
ダイエット中にどうしてもお酒を飲むなら焼酎が断然おすすめです。
なぜ焼酎がおすすめかというと糖質が0だからです。
お酒の種類にも、ビール、ワイン、焼酎等ありますが、アルコール摂取量を同じにした場合での主要成分から比較したのが以下となります。
アルコール | 容量 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
ビール
サッポロ黒ラベル |
5% | 350ml | 140kcal | 10.5g | 0g | 10.2g | 0.3g |
ワイン
一般的な赤ワイン |
12% | 145ml | 30kcal | 0.05g | 0g | 2.2g | 0g |
焼酎
宝酒造:極上25° |
25% | 70ml | 28kcal | 0g | 0g | 0g | 0g |
であることがわかりますね。
焼酎は蒸留酒の一つです。
「蒸留」という製法は、原料を発酵させたお酒のもとを蒸留器で蒸発させて、水や糖質を削ぎ落してアルコール分を凝縮する製法です。ですから、ダイエットの観点からすると、非常にヘルシーな製法と言えます。
なお、焼酎以外にも、ウイスキー、ウォッカ、ジン、ラムが蒸留で作られています。
因みに、糖質制限ダイエットでは糖質を1食40g以下が推奨ですが、ビールならば350mlを3本飲んだら食事は一切食べてはいけない計算になります。
それに対して、糖質制限ダイエットの理論では焼酎はいくらでも飲んでよいという計算になります。
なお、カロリー制限ダイエット視点では無限に飲むと間違いなく太るという理論ですが、最近ではカロリー制限神話が怪しいという意見も多数出てきており、私もダイエット体験から糖質制限ダイエット推しです。(詳細は最後にご紹介します)
焼酎をたくさん飲んでいる人で太っている人もいますが、私の周りを見る限り、酒のつまみを食べまくっており、焼酎というより、つまみが原因で太ってます。
またこの表から、ドイツ人は肥満が多くて、フランス人は肥満が少ないと言われている理由にも納得です。
ダイエットを本気でするなら酒を飲まないのがおすすめ
アルコールは、肝臓内で2段階の分解が行われます。
第1段階は、ADH (アルコール脱水素酵素)やMEOS(ミクロソームエタノール酸化系)の働きにより、アセトアルデヒドに分解されます。
次の第2段階は、ALDH2(2型アルデヒド脱水素酵素)の働きにより、酢酸(アセテート)に分解されます。
いずれの分解にも共通するのが、ビタミンやミネラルを消費するということ。
その結果どうなるかというと、脂肪燃焼時の必要な時にビタミンやミネラルが不足するため、痩せるチャンスを逃してしまう結果となります。
ビタミンとミネラルは「補酵素」といわれており、代謝を高めたり、体内の機能を十分に発揮するために必要なためです。
まとめると、お酒のアルコール分解の際に代謝を高めるビタミンやミネラルを無駄に消費してしまうため、いざ脂肪燃焼する際に不足し、痩せるチャンスを逃してしまうということです。
しかしながら、ストレス軽減という視点で見れば、お酒を飲むことは悪いことではありません。お酒を我慢して、ストレスで体を壊すぐらいなら適度に楽しく飲むことをおすすめします。
また、男にはお酒の付き合いがあると思いますしね。
ダイエット中におけるお酒とのおすすめの付き合い方
先にも書きましたが、楽しみを我慢してストレスで体を壊すなら本末転倒です。
ですから、無理に止める必要はないと思います。しかしながら、ダイエットという目標もあるはずなので、摂取量をしっかり把握しながら、コントロールしていくことをおすすめします。
そして、もう一つの観点として健康でありながらダイエットというのが望ましい姿なはずです。
例えばワインですが、今回の成分には書いてませんが、ポリフェノールという健康によい成分があります。
他の側面を含めてトータルで見た場合、どれが本当によいのかを考えて飲む必要があると思います。
以上、男がダイエット中にどうしても飲むならこのお酒だ!でした。